「なつぞら」地元・北海道は前作「まんぷく」超え!全話平均16・6% 大幅2・8P増

[ 2019年9月30日 16:30 ]

NHK連続テレビ小説の100作目「なつぞら」のヒロインを務めた広瀬すず
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 女優の広瀬すず(21)がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)の最終回(第156話)が28日に放送され、ドラマの主舞台となった北海道の平均視聴率は20・1%(ビデオリサーチ調べ、札幌地区)だったことが9月30日、分かった。初回から最終回の全156回を通じた期間平均視聴率は16・6%。前作「まんぷく」の13・8%を大幅2・8ポイント上回った。

 関東地区の「なつぞら」期間平均は21・0%。「まんぷく」の21・4%を0・4ポイント下回ったが、夭逝した天陽(吉沢亮)の献花台が帯広市内に設置されるなど、地元は前作より盛り上がった。

 節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森氏が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描いた。

 主題歌は「ロビンソン」など数々の名曲で知られる4人組ロックバンド「スピッツ」の「優しいあの子」。スピッツが朝ドラに楽曲を提供したのは初。語りはお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良(55)がヒロインの戦死した父親役として務め、「なつよ、~」「来週に続けよ」のフレーズが話題となった。

 過去99作へのリスペクトから、歴代朝ドラヒロインが総勢15人出演。大きな反響を呼んだ。

 最終回は嵐の翌日、復旧作業に追われる。荒れ果てた天陽の畑で靖枝(大原櫻子)がジャガイモを掘り起こし、なつと泰樹(草刈正雄)も手伝う。照男(清原翔)と砂良(北乃きい)も散らかった小屋で落胆していたが、再び一からやり直すことを決意。一方、麻子(貫地谷しほり)から次回作について電話を受ける坂場(中川大志)。忙しない日常の中、皆が再び自分の道を切り拓いていく…という展開だった。

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2019年9月30日のニュース