「凪のお暇」毒親から凪を守った高橋一生の慎二、自身も家庭崩壊 母と“10歳差”なワケ

[ 2019年9月13日 10:00 ]

「凪のお暇」に出演している黒木華と高橋一生
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 凪を毒親から守り、“結婚宣言”した慎二。だが、自身の家庭環境も複雑で――。

 黒木華(29)主演のTBSの金曜ドラマ「凪のお暇」(金曜後10・00)が佳境を迎えている。

 月刊誌「Eleganceイブ」(秋田書店)で連載中の、コナリミサト氏による同名漫画を原作とするラブコメディ。第6話までの見逃し配信が平均215万回再生を超え、同局歴代1位を記録している今夏の話題作だ。場の空気を読みすぎてしまう黒木演じる28歳のOL・大島凪が、仕事を辞めてSNS、人間関係も全て断ち切り、郊外のボロアパートで人生をリセットしようとする物語。

 物語では黒木演じる凪が、高橋一生(38)演じる元カレ・我聞慎二の高圧的な態度に一度は愛想を尽かせたものの、徐々にあらわになる素顔に心を許し始めている。

 先週放送された第8話では、台風に遭った北海道の母(片平なぎさ)を見舞いに行くも、自分の思い通りにコントロールしようとする毒親ぶりに傷付けられた凪。心配で北海道にまで駆け付けた慎二に「私、変われない」と弱った姿を見せると、慎二は「俺が好きだったのは、さらさらなストレートと、貧乏くさいけどしみる飯と、俺の顔色ばっかりうかがってる控えめな性格。でも今はもじゃもじゃのほうがいい」と頭をポン。これまで素直になれずにいた慎二に変化が見えた瞬間だった。

 そして東京に戻ってから一息つく間もなく、突然上京してきた凪の母。ボロアパートに住んでいることがバレてしまい、戸惑う凪をかばうために慎二は「このアパートに引っ越したのは凪さんがお金を貯めたいと言ってくれて…僕たちの結婚資金を」「ごあいさつが遅れてしまって大変申し訳ございません」と機転を利かせたウソで母親を安心させた。安どの表情を見せた母は「それでいつお会いできますの?そちらのご両親には」と話し、2人を困惑させる。

 凪を助けた慎二だが、自身の家庭環境も複雑だ。第3話では、慎二が家族と親戚の結婚式に呼ばれるエピソードが放送され、家族仲睦まじい姿を見せた。だが、式が終わればそれぞれが別々の方向へ帰る冷徹ぶりを披露。慎二たちは他人の目を気にして、うわべだけの「理想の家族ショー」を演じているに過ぎなかった。

 慎二の母を演じているのは女優の西田尚美(49)。慎二を演じる高橋一生との年齢差はわずか10歳と、親子を演じるにはあまりにも若すぎるとネットで話題を呼んだ。だが、第3話の中で慎二が「母さん、また顔いじったな」と心の中で漏らすなど整形を示唆。13日放送の第9話では、その理由が明らかになる。

 そして慎二の兄・慎一もクセ者だ。アメリカの投資会社でバリバリ働いていると親戚には話していたが、実は所在不明で失踪中。お笑いコンビ「シソンヌ」の長谷川忍(41)が演じ、現在は動画配信サイトで“胡散臭い”お金の稼ぎ方を配信中。身内にバレてしまうのではないかと、慎二や母を悩ませている。

 また、父は「外に愛人4人と子供がいる」ことを明かすなど、演じている理想の家族とは程遠い我聞一家。破綻した家族の中で空気を読み続けていた慎二だが、今後“素の自分”を出せる日が来るのか。また、凪との“結婚宣言”の行方にも注目だ。

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2019年9月13日のニュース