内田裕也さん死去 肺炎のため、後日お別れ会 所属事務所が正式発表「Rock'n'Roll人生を全う」

[ 2019年3月18日 08:11 ]

車いすでイベントに出席したロック歌手の内田裕也さん(18年10月)
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 ロック歌手で映画俳優としても活躍した内田裕也(うちだ・ゆうや、本名内田雄也)さんが17日、東京都内の病院で死去した。79歳。兵庫県西宮市出身。所属事務所は18日に「内田裕也、2019年3月17日、5時33分、肺炎のため、永眠いたしました。ここ数年、闘病の日々でした」と正式発表し、「多くの友人知人、家族に支えられてRock'n'Roll人生を全うすることが出来ました」と報告した。内田さんは17年11月に脱水症状で倒れてから車椅子生活を余儀なくされていた。葬儀は近親者のみの家族葬で執り行い、後日お別れ会を執り行う。

 内田さんの死去は、18日にスポニチの報道で明らかになった。18年9月15日に妻で女優の樹木希林さん(享年75)に先立たれ、喪失感が消えない中での死。年明けから体調が悪化し、17日に天に召された。1995年に俳優の本木雅弘(53)と結婚した長女の也哉子(43)らが裕也さんの遺体に寄り添った。

 以下、所属事務所が発表したコメント。

内田裕也、2019年3月17日、5時33分、肺炎のため、永眠いたしました。ここ数年、闘病の日々でした。

それでもユーモア、ウィットを忘れず、時には世の中を憂い、怒り、常に自分の出来る事を模索しておりました。

多くの友人知人、家族に支えられてRock'n'Roll人生を全うすることが出来ました事をここに心よりお礼申し上げます。

 ◆内田 裕也(うちだ・ゆうや)1939年(昭14)11月17日生まれ、兵庫県出身。神戸のジャズ喫茶でならし、エルビス・プレスリーに憧れて上京。58年にブルージーン・バップスを結成し59年にデビュー。渡辺プロ退社後の67年からヨーロッパを1年あまり放浪。帰国後、日本ロックの振興に大きく貢献した。阪神大震災、東日本大震災発生後はいち早く被災地に入り、ジョー山中さんや安岡力也さんら“ファミリー”を引き連れ炊き出しなどを行った。

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