“オリンピックおじさん”山田直稔さん死去 92歳 東京五輪前年に無念

[ 2019年3月18日 11:14 ]

オリンピックおじさんこと山田直稔氏
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 “オリンピックおじさん”と呼ばれ、1964年東京五輪から14大会連続で夏季五輪を現地観戦を続けてきた山田直稔(なおとし)さんが9日、心不全のため死去していたことが分かった。92歳。山田さんは来年の東京五輪で15大会連続観戦を目指していた。

 公式サイトで「山田直稔 国際オリンピック応援団長は、去る2019年3月9日(土)、心不全の為、92年の応援人生を終え永眠いたしました。生前はご厚情を賜りありがとうございました」と訃報が伝えられた。4月16日14時から東京・木場ホテルで「故 山田直稔 国際オリンピック応援団長 お別れの会」を開催する。

 山田さんは1964年東京五輪から2016年のリオデジャネイロ五輪まで、夏季五輪を14大会連続で現地で応援。長野冬季五輪も含めてこれまで15大会の五輪を観戦し「こんなヤツは世界で俺しかいない」と胸を張った。2020年に東京で五輪が開催されること決まった時は「俺は50年(応援隊を)やってるからね。皆さんとは歴史が違うのよ」と強調して歓喜。五輪が東京に戻ってくることに「こんなに感動したことはいままでない。大和民族として誇りに思う。決定した瞬間にみんなが“ワァ~”っと沸いて、思わず涙が出ちゃったよ」と万感の思いを口にし、94歳で迎える“大舞台”に向け「よぉし!長生きしなくちゃ」と、生き生きした表情で誓っていた。

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2019年3月18日のニュース