佐川満男「もう一度一緒にステージを…」 10代の裕也さんと活動

[ 2019年3月18日 18:21 ]

 10代後半にバンドのダブルボーカルとして関西で一緒に活動していた歌手の佐川満男(79)は内田裕也さんの訃報を受けて、スポニチ本紙に「もう一度、一緒にステージをやりたかった。それが心残り」と話した。

 誕生日はわずか8日違いで、出身も同じ兵庫県。当時、神戸や大阪のジャズ喫茶を回って一緒に歌ったが「対照的だったね。彼は激しいロックでこちらは優しいラブソング。歌う曲も、好きな女性もタイプが違ったので争うことはなかった」。一緒に活動したのはわずか半年だったが、気は合ったという。

 最近は会ってはいなかったが、内田さんが(妻の)樹木希林さんを亡くした時に心配して電話をした。ただ、内田さんが苦しそうな息づかいだったため、「“元気でな”と一言だけ声をかけて切った。それが最後になってしまった」と嘆く。

 「天国でもロックンロールって言ってるんじゃないかな」といいつつ、「この歳になると、みんなかつての仲間が亡くなっていき、せつないね」とも。最後は「心にぽっかり穴が空いてしまった感じ」と消沈していた。

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2019年3月18日のニュース