関西大学野球リーグ

【関西六大学野球のキーマン】神院大・大谷 動画研究で進化した本塁打武器に神宮狙う

[ 2021年3月31日 17:05 ]

神院大・大谷雄志

 残りわずかとなったスマートフォンの容量が、努力の証だ。今春は4番を務める神院大・大谷はレベルアップした肉体でタイトル獲りを誓う。

 「個人の目標はリーグ記録を更新する5本塁打。最低でも打率4割は打ち首位打者、ベストナインも狙いたい」

 昨秋リーグ戦後、チームとして確認したのがフィジカルの弱さ。選手全員で筋力アップに取り組み、自身も週4回のウエートトレに精を出した。神戸市内で一人暮らしする中、鶏のもも肉にタマネギ、生卵をかけた特製丼をかき込み、78キロから84キロの増量に成功した。

 体重アップに伴い、さらなる向上心も芽生えた。趣味も「野球」という、根っからの野球小僧。巨人・坂本や広島・鈴木誠らにドジャースのトラウト、カブスのバエズらメジャーリーガーの打撃フォームも研究し、自身のスイング動画と徹底比較。参考にできるポイントだけを切り取った動画のダウンロードや静止画のスクリーンショットにより、128ギガバイト(GB)の大容量端末は残り30GBに。「逆方向に本塁打が出るようになったし、引っ張りより逆方向の方が捉えれば飛ぶというスイングに変わってきた」。昨秋にリーグ戦初本塁打を放ち開花の兆しが見えたが、より確かな手応えをつかんで春を迎える。

 「歴史を変えると毎日言っている。神宮という言葉にこだわってやっていきたい」

 過去2度のリーグ優勝はともに秋で、チームとして神宮にたどり着いたことはない。自らの打棒を爆発させ全国の舞台へと導く。

 ◆大谷 雄志(おおたに・ゆうし)1999年(平11)11月14日生まれ、愛媛県今治市出身の21歳。常盤小3年から常盤ヴィクターズで野球を始め、今治東中では軟式野球部に所属。今治北では1年秋からレギュラーも甲子園出場なし。神院大では2年春からリーグ戦に出場し通算28試合で打率・231、1本塁打、9打点。1メートル76、84キロ。右投げ右打ち。

 ●神院大予想オーダー● 
(6)森 田(4=東洋大姫路)
(8)猪 奥(3=福井工大福井)
(9)川 辺(4=北陸)
(7)大 谷(4=今治北)
(3) 東 (4=柳井学園)
(5)北 尾(4=鳴門)
DH杉 山(4=近江)
(2)大 上(4=福井工大福井)
(4)岡田恭(4=大手前高松)
 P道 才(4=村野工)

 ▼神院大・伊与田健吾監督 投手陣は山田、道才、森岡の3人で回していくが、新2年生にもたくさん使いたい投手がいるので楽しみ。打線の軸は猪奥と大谷。関六のレベルを上げるためにも優勝争いに絡んでいきたい。

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