広島連敗ストップ中部学院大コンビ岐阜に凱旋　7回零封の床田は観客席に「勝ったで！」野間がＶ打

セ・リーグ   広島1ー0中日 （ 2023年5月9日    岐阜 ）

＜中・広＞8回、野間は先制となる適時打を放ち、赤松コーチ（左）とタッチ（撮影・椎名　航）
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　広島が中日に競り勝ち、連敗を3で止めた。野間と床田の中部学院大コンビがかつての主戦場、岐阜・長良川球場で躍動。0―0の8回、2死一、二塁で野間が中日・祖父江から中前適時打で先制した。

　投げては床田が“凱旋登板”で勇姿を届けた。立ち上がりは1死一、三塁のピンチを招くも、石川昂を投ゴロ併殺に仕留め、無失点で切り抜けると、7回までスコアボードに0を並べた。

　「ビジターでもファンの人がいっぱい来てくれるので、そこは力になると思う。何とか、勝って、いい流れをつくりたい」

　7年ぶりのマウンドを楽しみにしていた左腕が、その思い出の地で腕を振った。2回も先頭の福永に左中間二塁打を浴び、得点圏に走者を背負うも、後続を抑えて3回以降はリズムに乗り、7回を無失点に抑えた。3勝目を挙げた床田は知人が来ていたスタンドに向かって「勝ったで！」と笑顔で報告した。