日本ハム・中島　9日のソフトバンク戦から今季初昇格へ

日本ハム・中島
Photo By スポニチ

　日本ハム・中島卓也内野手（32）が9日のソフトバンク戦（熊本）から今季初昇格することが8日、分かった。若手の台頭もあり、2年連続開幕2軍スタートとなったが、現在故障離脱者続出のチーム状況の中で、内外野を守れるプロ15年目のベテランにようやくチャンスが巡ってきた。

　今季は2軍で27試合に出場し打率・184も、直近3試合連続安打と状態も上がっている。現在チームトップタイの7盗塁と脚力も健在で、飯山内野守備コーチは「映像はチェックしています。タク（中島）は元々信頼している選手なので」と、ここまでの調整を任せていた。

　チームでは二塁を守る石井、ドラフト3位・加藤豪のほか五十幡ら内外野ともに故障者が続出。中島は本職は遊撃だが、昨季から新庄監督の勧めで外野にも挑戦してきた。リーグトップの10盗塁を誇る五十幡が離脱中の今、通算200盗塁にあと「2」と迫る中島の存在は大きい。

　昨オフに近藤がソフトバンクへFA移籍したため、日本一になった16年の開幕スタメンでチームに残るのは中島のみ。3カード連続勝ち越し中と勢いに乗る若手チームの中、経験豊富な男が地元・福岡の地から反攻へのキーマンとなる。