巨人ドラ4門脇「今まで新潟に上陸したことがなくて…大切な記念日」 地元ファンどっと沸く

[ 2023年5月9日 21:10 ]

セ・リーグ   巨人9―2DeNA ( 2023年5月9日    新潟 )

<D・巨>ホームランボールを披露する門脇(撮影・島崎忠彦)
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 巨人は9日、新潟で首位のDeNAと対戦し9―2で快勝した。打線が今季最多の16安打で9得点と爆発し、先発の戸郷翔征投手(23)が今季チーム初完投となる9回6安打2失点の好投でハーラートップタイの4勝目を挙げた。敗れれば単独最下位転落の可能性もあった一戦で投打がガッチリかみ合い、連敗を3で止めた。

 ヒーローインタビューに臨んだドラフト4位ルーキーの門脇は「今まで新潟に上陸したことがなくて、大切な記念日になりました!」と話すと、新潟のファンがどっと沸いた、プロ初の本塁打に初の3安打に初盗塁で4打点。初本塁打の記念球を手に満開の笑顔をみせた。

 「久々のスタメンということで、結果出すしかないと腹を決めて、思い切り振りに行きました。(バウアーは)本当に偉大な方なので、弱気になるのではなく、絶対全部打つと決めて打席に立ちました」。4月18日の同戦(長崎)以来のスタメン出場だった。2回、岡本が左中間ソロで同点。さらに、2死二塁で迎えた第1打席では一塁線へ鋭い打球を放ち、一塁へ足からスライディング。一塁ベースカバーに入ったバウアーと交錯する形となった。1度はアウトの判定となったが、原監督のリクエストでリプレー検証を行った結果、一塁内野安打となり、二塁走者の生還も認められて勝ち越しに成功した。「(1打席目の一塁へのスライディングは)あれは接触を避けるために、自然とスライディングをしていました」と話した。

 4回にも右前適時打を放って、直後にプロ初盗塁となる二塁盗塁に成功。6回には1死一塁、カウント2ボール1ストライクから、バウアーの高めに浮いたチェンジアップを右翼席に運ぶプロ1号となった。

 「(初本塁打は)こんなに歓声がわくのだなと初めて実感しました。(初本塁打の記念球は)お父さんにプレゼントします。小さい頃から自分を育ててきてくれて、こうして恩返しすることができた。その記念にプレゼントしたいと思います。(父へ)いつもありがとう!」

 新潟は門脇にとって忘れられない地となった。

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