阪神ミエセスが9日甲子園デビューへ「持っている全てを出したい」降雨中止直後に負けるジンクス吹き飛ばせ

[ 2023年5月9日 05:15 ]

9日に甲子園デビューするミエセス
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 阪神・ミエセスが晴れて9日のヤクルト戦で甲子園デビューを果たす。「6番・右翼」での出場が濃厚。大歓声に包まれるであろう聖地でのプレーに向けて、陽気なドミニカンは胸を躍らせた。

 「モチベーションも上がりますし、(阪神ファンの)みんなの前で(プレー)できるのがうれしい。みんなに見てもらえるのも、うれしい。自分の持っている全てを出したい」

 1軍デビュー戦となった5日広島戦(マツダ)では打っては来日1号、課題の守備でも気迫のランニングキャッチなど、攻守で輝きを放った。甲子園でも「集中してやるだけ。それが結果につながってくる」と目の前のプレーに集中する。

 身に帯びる「陽」の気で、負の連鎖も断ち切ってくれるはずだ。今季、チームは降雨中止直後の試合で3戦全敗、昨年9月20日のDeNA戦から4連敗中と思わしくない数字が並ぶ。だが、M砲に豪快な一撃が出れば、強烈な打球とともに、そんなデータも一瞬で吹き飛ぶはずだ。

 5日以降、2試合の降雨中止と月曜を挟んだが、球団史上初となる「新助っ人のデビュー戦から2試合連発」の可能性も残す。過去に“デビュー弾”を放った8人の助っ人砲が挑み、届かなかった偉業。右打者のM砲にとっては、聖地特有の右翼方向から左翼方向へと吹きつける浜風も、追い風となるはずだ。

 黄と黒のド派手なドレッドヘアと公称120キロの巨体がトレードマークのミエちゃん。「バモス!ヨハン!ミエセス!」の大応援を受けて、暴れないわけがない。(石崎 祥平)

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