無失点記録ストップの阪神・村上 防御率は0.28 その他投手成績「K/BB」「WHIP」も圧倒的数字

[ 2023年5月9日 21:58 ]

セ・リーグ   阪神―ヤクルト ( 2023年5月9日    甲子園 )

5回、好守を見せた中野(右)とグラブタッチをかわす村上(撮影・北條 貴史)
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 阪神・村上頌樹投手(24)が9日のヤクルト戦に先発し、7回5安打1失点で降板した。103球の熱投だったが、打線の援護なく、今季初の敗戦投手となった。

 また、村上は6回まで無失点に抑え、開幕からの連続無失点はセ・リーグ記録(63年中井悦雄)の31回に到達したが、喜べない結末となった。

 それでもここまでの個人成績は、群を抜いている。規定投球回にも到達し、防御率は0.28。8日までセ・リーグ1位だった東の0・64をかわして、トップに立った(東は規定に満たず、9日に一時消滅)。2位の床田は1.37でダントツの数字。パ・リーグ1位は佐々木朗の0.84だ。

 また、投手の能力を図る指標の一つに「K/BB」がある。これは「奪三振数÷与四球数」で計算されるもので、1つ四球を出す間に何個の三振を奪うか、の数字。他の外的要因に関係なく計れるため、純粋に投手の制球能力値を示すものとして、メジャーなどで活用されている。村上の「K/BB」は15.50で、2位・涌井の4.83とも大差がついている。

 さらにWHIP(投球回あたりの与四球数・被安打数の合計)も、1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値で、投手の能力を評価する項目。村上は0.38で、2位・小川の0.94とも大きな差で、申し分ない成績と言える。

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