栗山監督が今後について語る 何か要請あれば「考えます」も、自身は「とどまってはいけない」

[ 2023年3月27日 15:07 ]

<栗山監督・会見>会見する栗山監督(撮影・尾崎 有希)
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 第5回WBCで日本を09年以来、3大会ぶりの世界一に導いた栗山英樹監督(61)が27日、東京都内の日本記者クラブで会見を行い、自らの今後の活動について改めて言及した。

 今後の野球界の活動について問われると、「僕に何かの実績があるわけでもないですし、いい選手だったわけでもないですから。もし、“これをやってくれって言われたら、ここからは恩返しなのでもちろん考えます」と話した上で「野球に限らず、自分がとどまってはいけないと思っています」と自分も歩みを続けていくことが大切であるとの考えを示した。「まだまだ夢というかやらなければならないことにはいっぱいあります。僕はもともと教員になろうと思って大学に行った人間なんで、子どもたちに対して何かやらないといけないなというぐらいの感じしかありません。そういうふうに言って頂けるのはうれしいですけど、先のことはあんまり考えてないので」と語った。

 栗山監督は21日(日本時間22日)の決勝・米国戦後の会見で、「この舞台で大谷とプレーしたことについて」を問われた際に「もし明日、それを聞かれたら結構個人的に…。今日で監督が終わるので。明日から全く何もない、肩書のない人になっちゃうので」と退任を示唆。帰国後に出演したテレビ番組では3年後の26年WBCで指揮を執る可能性について振られ「あまり考えていない」と苦笑いを浮かべつつ「(オファーが)来れば、また考える。僕にやらなければいけないことがあるのであれば、これからは恩返しなので、何でもやる」と話していた。

 侍ジャパン監督としての任期は5月までとなっている。

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2023年3月27日のニュース