【センバツ】専大松戸 春夏通じて初の1大会2勝&8強入り 持丸監督「我慢がいい結果を生んだ」

[ 2023年3月27日 14:08 ]

第95回選抜高校野球大会3回戦   専大松戸6―4高知 ( 2023年3月27日    甲子園 )

<専大松戸・高知>8強入りを決めて歓喜の専大松戸ナイン(撮影・北條 貴史)
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 2年ぶり2回目出場の専大松戸(千葉)が2年連続20回目出場の高知と対戦。6―4で勝利し、春夏通じて初の甲子園1大会2勝、ベスト8入りを果たした。

 打線は2点を追う2回、四球と犠打から1死二塁とすると、6番・広川の右翼への2ランで同点。なおも1死一塁の8番・平野の打席では野選と敵失で勝ち越しに成功。さらに2死三塁から1番・大森の中前適時打でも加点した。4-4の同点で迎えた8回には先頭安打と犠打、四球などで1死一、三塁に5番・太田の中前適時打で再度勝ち越し。続く広川も左翼線適時打を放ち突き放した。

 先発は22日の初戦・常葉大菊川(静岡)戦で7安打完封勝利を果たした今大会最速のMAX151キロ、今秋のドラフト上位候補にも挙がる右腕・平野。初回、先頭死球と安打から1死一、二塁とすると、盗塁と味方の失策で先制を許した。なおも2死二塁から5番・門野の左中間への適時二塁打で2点目を失った。逆転に成功した3回には1死三塁から3番・高塚の二ゴロの間に1点を失った。その後は7回まで無失点も、8回2死二塁に4番・山平に右中間への適時二塁打を浴び同点を許したが再び勝ち越して迎えた9回を締め、7安打、9三振、3四死球、134球で2試合連続となる完投勝利を飾ってみせた。

 持丸修一監督は「お互いに接戦に持っていきたいというんで、接戦に持っていけて良かったです」と笑顔をみせた。点を取り会う展開には「もっと落ち着いた試合ができるのかなと思ったんですけど、初めからどんどん動いてきましたんで、ちょっと戸惑ったところがありました」と振り返った。

 平野の立ち上がりについては「きょうはあんまり調子よくなかったみたいで、でもまあピンチにはしっかり投げてくれてたんで、まあ良かったんじゃないかって」と評価した。4回以降は8回の1失点のみだったが「我慢強いって言うのは、粘り強いっていうのは攻撃でもやっぱり守りでもありましたんで、我慢がいい結果を生んだんじゃないかと思います」と話した。

 打線については「低めは徹底的に捨ててですね、高めだけ狙っていくっていうバッティングで、最後までやり抜きました」と手応え。初の甲子園8強入りには「まあ本当に凄いですね。自分では想像つかないぐらい。成長してるんですね」と目を細め、準決勝以降については「またとにかく同じように。きょうは6点の勝負になりましたけど、まあほんと3、4点でそれを争うような試合をしたいですね」と前を見据えた。

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