侍・栗山監督 WBC、大会中突然のルール変更に疑問 「いくらメジャー主体でも、それは違う」

[ 2023年3月27日 15:21 ]

<栗山監督・会見>会見する栗山監督(撮影・尾崎 有希)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、09年の第2回大会以来14年ぶりに世界一に輝いた侍ジャパン・栗山英樹監督(61)が27日、東京都内の日本記者クラブで行われた記者会見に臨み、今後のWBCの在り方について、今大会中に突然の日程変更が行われたことに言及した。

 当初は「米国が勝ち上がった場合、1次ラウンドの順位にかかわらず準々決勝は17日(日本時間18日)、準決勝は20日(同21日)に戦う」という注釈が公式サイトの日程表につけられていたが、削除された。日本-米国の組み合わせが実現するのは、20日の準決勝のみとみられていた。だが、直前の16日に主催者が緊急会見。大リーグのチーフオペレーション兼ストラテジーオフィサー、クリス・マリナック氏は「いつの状況か把握していないが、違った情報」と説明する事態に。結果的に日本は準決勝でメキシコ、決勝で米国と対戦することになった。

 栗山監督は会見で「ルールを最初から決めておかないと。進みながら変わることがすごいいっぱいあった。僕は準決勝はアメリカだと思っていたので…僕は優勝するというよりも、本気のアメリカをやっつけたいと1年半やってきた。投手作りもそういうイメージでやっていたのに、アメリカ決勝なんだっていう…結果的には良かったんですけど」と選手起用などにも大きく影響すると強調。

 「最初からこっちは何年もかけてイメージしていく。途中からルールが変わるのはいくらメジャー主体でも、それは違うだろうと思うし。そういうことはさんざっぱら訴えていますので、まずはルールをきちんと決めてほしいなという思いです」と述べた。

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