【センバツ】初戦完封の光のエース升田は7回2/3、7失点で敗戦「夏は歓喜の拍手にしたい」

[ 2023年3月27日 12:53 ]

第95回選抜高校野球大会3回戦   光1―7山梨学院 ( 2023年3月27日    甲子園 )

<山梨学院・光>試合後、言葉を交わす光・升田(左)と山梨学院・林(撮影・平嶋 理子)
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 1―7の8回2死。投手交代でマウンドを降りた光のエース、升田早人投手(3年)に甲子園から暖かな拍手が送られた。7回2/3、7失点(自責6)のマウンドだった。

 「言い方があれですけど、頑張ったねという拍手だったと思うので。夏はよくやったというか、おめでとう!という歓喜の拍手にしたいと思います」

 初戦の彦根総合(滋賀)戦では99球のマダックスで3安打完封勝ち。チームに春夏通じて初勝利をもたらした。自己最速も2キロ更新して143キロを記録して名を挙げた。この日は初戦より気温が低かったことを考慮して「スピードを出すと言うより丁寧にコースを突いていこうと思いました」と直球は130キロ台が多かった。4回まで1失点の好投だったが、5回に勝ち越しを許すと、6回以降も相手の攻撃を食い止められなかった。「甘く入った変化球は痛打された」と唇をかんだ。インコースの直球はほとんどの打者が差し込まれていただけに、「もっと早く使えていれば。逆転のチャンスもあったと思う」と反省した。

 春夏通じて甲子園で初勝利を挙げたことにより「もっと頑張らないといけない使命感が出てきました」と引き締まった表情。チームとしては「チャンスを生かし切れないところが何回もあった。1球に対する集中力を上げていきたいと思います」と前を向いた。

 宮秋孝史監督は「升田の球は前回ほど走ってなかった。高めの抜け球が多くて本調子ではなかった。疲れではないと思う。抑えないとという力みがあったと思う。相手打線も甘い球をしっかり捉えてきた」と肩を落とした。

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2023年3月27日のニュース