日本ハム・野村 打率・154と低迷でオープン戦終了 新庄監督は開幕4番「変えない」と即答

[ 2023年3月27日 06:00 ]

オープン戦   日本ハム1-1ヤクルト ( 2023年3月26日    エスコンF )

<日・ヤ>初回、空振り三振の野村(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハム・野村が3打数無安打、打率・154と快音が戻らないままオープン戦を終えた。腰の張りによる3試合の欠場明けから2試合、全6打席凡退。低空飛行のままシーズンに向かうが、新庄監督は「開幕4番」を変更するか問われると、「変えない」と即答した。

 オープン戦最終戦は出だしからつまずいた。初回の守備で先頭・浜田のゴロをはじいて失策。続く内山の平凡なゴロでは二塁送球がわずかに乱れて併殺を奪えなかった。悪い流れを引きずるかのように打撃でもその裏、1点先制後の無死一、二塁で空振り三振。3打数無安打で7回の守備からベンチに退いた。

 主砲として期待されながら、毎年ケガに泣かされてきた野村。新庄監督はレギュラーを張る覚悟を持たせるため、実戦フルイニング起用を続けた。キャンプ中は打率・391、2本塁打と好調だったが、オープン戦に入って打率低迷に陥った。

 もちろん蓄積疲労はあるが、野村は「(腰の)痛みが出る前から打撃は良くなかったので。そこは関係ない」と言う。不調に陥った原因にも「(キャンプ中と)何が違うのか…。打撃練習ではいい当たりも出ているので」と首をかしげた。

 新庄監督は「大丈夫。思い切りやればいいっすよ。1本出たら変わる性格だしね」と22歳の背中を押し続ける。自身は、03年のメッツ時代に24打席連続無安打を記録。「俺の記録には全然追いついてない。記録作ったろう!と思っていたもん」と笑い飛ばした。

 チームはオープン戦で最終戦まで1位争いを演じ、2位フィニッシュ。後は主砲の浮上を待つだけだ。3番・松本剛、5番・清宮とともに、野村を打線の根幹として固定してきた。新庄監督は30日、オーダー表の4番の欄に迷いなくその名を書き込む。

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2023年3月27日のニュース