侍戦士が再出発!巨人・岡本 オープン戦初打席で左前打 開幕4番へ原監督太鼓判

[ 2023年3月27日 05:30 ]

オープン戦   巨人3-1楽天 ( 2023年3月26日    東京D )

<巨・楽>2回、安打を放つ岡本和(撮影・島崎 忠彦)
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 各球団がオープン戦最終戦を迎えた26日、侍ジャパンの世界一に貢献した巨人・岡本和真内野手(26)は、楽天戦に「4番・三塁」で先発出場。2回のオープン戦初打席で左前打をマークした。WBCでは決勝の米国戦でソロを放つなど2本塁打、7打点と活躍。時差ボケの残る中、今季から主将に就任した主砲が、シーズンに向けて力強く再スタートを切った。

 開幕を5日後に控え、WBCの準々決勝まで戦った舞台・東京ドームに主砲が帰ってきた。2回先頭。帰国後初打席の4番・岡本和を万雷の拍手が出迎えた。左腕・バニュエロスの6球目。147キロ直球を振り抜くと、打球が左前で弾んだ。

 「久々のチームでの試合で、ちょっと緊張感があったんですけど、ヒットを打ててよかった」。この一打を口火に、この回3点を先制。原監督は合流即、結果を出した岡本和に「どっしりという部分の落ち着きみたいなのは出ますね。仕上がりの点では、うちの中では早い方」と賛辞を贈り、定位置4番での開幕に太鼓判を押した。

 侍ジャパンでは当初、一塁・山川、三塁・村上の控えとみられていたが、状態の良さを買われて「6番・一塁」で起用され、世界一に貢献した。決勝の米国戦で貴重な追加点となるソロを放つなど、吉田(レッドソックス=13)、大谷(エンゼルス=8)に次ぎ、チーム3位の7打点。ポイントゲッターを担った。16日の準々決勝・イタリア戦では1号3ランを含む1試合5打点の大暴れ。お立ち台では「最高です!」の6連発で本拠地を沸かせた。この日も開幕に向け、G党に頼れる姿を見せつけた。

 体は決して万全とは言えない。帰国からまだ3日しかたっておらず、時差ボケも顕著。「まだ変な時間に寝たり、起きちゃったりする。思っていたよりも体が重いので、休むところはしっかり休んでいきたい」と、きょう27日の休養日は静養に努める。昨季は7、8月に打率・226と不振を極め、8月11日以降は3年ぶりに4番を外れる屈辱も味わったが、今年は違う。「来週から開幕なので、しっかりと、チームが勝てるようにやっていきたい」。世界一の次は、巨人を必ず日本一に導く。(花里 雄太)

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2023年3月27日のニュース