侍・栗山監督 WBCの熱気を一過性のものにしないために 「選手たちが命がけのプレーを」

[ 2023年3月27日 15:57 ]

<栗山監督・会見>会見する栗山監督(撮影・尾崎 有希)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、09年の第2回大会以来14年ぶりに世界一に輝いた侍ジャパン・栗山英樹監督(61)が27日、東京都内の日本記者クラブで行われた記者会見を行い、日本のペナントレースに対してエールを送った。

 今年のプロ野球は3月30日に新球場エスコンフィールド北海道のこけら落としとなる「日本ハム―楽天」の一戦で開幕し、31日には残りのセ・パ10球団も開幕を迎える。世界一を獲得した熱気を、どうペナントレースにつなげるかも注目される。

 栗山監督は「決勝戦が行われたマイアミの球場がエスコンフィールドに似ているという方も結構いると思うんですけど、間違いないく僕が知っている全てのアメリカの球場を見ても、今度北海道にできる球場は世界ナンバーワンだと思います。ここが起点になって、日本の球場もどんどん変わっていくはずですし、野球場に限らずスポーツの競技場という意味が変わっていくきっかけになるのかなと個人的には思っています」と語った。「あれだけの施設を作れば、選手もそれに対して応えなければいけないという責任感が生まれるし、ファンの人たちにも喜んでもらえると思います。そういう意味では今回、選手たちの頑張りで野球って面白いんだよ!スゴいんだよ!って伝えてもらった。一人の人間が全てを懸けて全力を尽くす、泥まみれになってやりきる姿が感動を呼ぶということを戦っていて思ったので、ぜひ各チームに12球団の選手が一人ずついたので、そういう選手たちがプロ野球をまた盛り上げてくれるのかなと思います」とエールを送った。

 この盛り上がりを一過性のものにしてはいけない。「(継続は)そんなに簡単なことではないので。本当にこれからペナントレースが始まって、選手たちが命がけのプレーを続けてもらわないといけないし、こんないい形が続くわけではない」と今後の選手の頑張りに期待をかけていた。

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