【センバツ】逆転許した海星は8強入りならず　加藤監督「敗因は3点目を取れなかったこと」

第95回選抜高校野球大会3回戦   海星2―3広陵 （ 2023年3月27日    甲子園 ）

＜広陵・海星＞　敗戦に肩を落とす海星ナイン（撮影・大森　寛明）
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　7年ぶり6回目出場の海星（長崎）が2年連続26回目出場の広陵（広島）と対戦。2―3で敗退し、前回出場の2016年に続く8強入りはならなかった。

　打線は2回、先頭安打と犠打から2死二塁とすると、敵失で先制。なおも9番・吉田の左前適時打で加点した。

　先発・吉田は4回まで無失点も5回に1死から7番・中尾の中越え三塁打で1死三塁とすると、8番・高尾の右犠飛で1点を失った。6回には先頭の1番・田上の右中間越え三塁打、2番・谷本の中犠飛を浴び同点となった。7回には2安打などで1死一、二塁に田上の二塁への打球が失策となり、勝ち越しを許した。吉田はなおも安打を許して降板。2番手・高野は後続を断ったものの、チームの逆転はならなかった。

　加藤慶二監督は「敗因は3点目を取れなかったところです」と淡々と話した。「投手陣が相手の真鍋選手を抑えたことも含め、良く投げてくれた。それだけに相手のミスも含めて2点も取れて、終盤、（広陵の）高尾投手が立ち直った感もあったので、守り切ろうというふうな感じもあったんだけれども、3点目を取れなかったことで最終的には負けにつながってしまった」と話した。

　夏に向けては「まだまだチームとして力が足りないところがあるので、太い、強いチームを作ってまた夏戻ってきたい」と力を込めた。