海星の最速131キロ左腕・吉田翔がプロ注目の真鍋を無安打斬り好投も無念「自分のピッチングを貫けた」

[ 2023年3月27日 19:05 ]

第95回選抜高校野球大会3回戦   海星2―3広陵 ( 2023年3月27日    甲子園 )

<広陵・海星>力投する海星・吉田(撮影・北條 貴史)
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 海星先発のエース、吉田翔(3年)の最速は131キロ。140キロ前後の直球を投げ込む広陵先発の高尾響(2年)とは対照的だったが、吉田翔は緩急を使った投球で翻弄(ほんろう)した。

 「打たれる覚悟で投げ込むこと。自分のピッチングを忘れないこと」を捕手で主将の田川一心(3年)と確認してマウンドへ。4回まで2安打投球と好投した。大会注目のスラッガー、真鍋にはチェンジアップを駆使して2打数無安打。1四球を与えたが、仕事はさせなかった。「自分のピッチングを貫けたことは良かったと思いました」と振り返った。

 5回から7回まで1点ずつを取られ、6回2/3、3失点で降板した。「チームを勝たせてあげられなかったことが一番悔しい」と悔やんだ。3季連続出場がかかる夏の戦いに向け「緩急は通用すると分かった。真っすぐのスピードを上げていきたい。135キロはしっかり出せるように。平均して130キロは出したい」と誓った。

 打線は2回に先制したが、尻上がりに調子を上げた相手エースを打ち崩せず。主将の田川は「練習から得点圏の1本にこだわってやっていきたい」と課題を語った。

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