【センバツ】広陵の2年生エース高尾 2失点10K完投勝利に「腕を振ることを心がけた」

[ 2023年3月27日 16:38 ]

第95回選抜高校野球大会3回戦   広陵3―2海星 ( 2023年3月27日    甲子園 )

<広陵・海星> 準々決勝進出を決め、タッチをかわす高尾(中央)ら広陵ナイン(撮影・大森 寛明)
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 2年連続26回目出場の広陵(広島)が7年ぶり6回目出場の海星(長崎)と対戦。3―2で勝利し、2010年以来13年ぶりの春8強入りを果たした。

 先発の2年生右腕・高尾は2回、先頭安打と犠打から2死二塁とすると、味方の失策で先制を許した。なおも2死二塁には9番・吉田の左前適時打でさらに1点を失った。

 打線は2点を追う5回、1死から7番・中尾の中越え三塁打で1死三塁とすると、8番・高尾の右犠飛で1点を返した。6回には先頭の1番・田上の右中間越え三塁打から2番・谷本の中犠飛で同点とした。7回には2安打などで1死一、二塁に田上の二ゴロが敵失を誘い勝ち越しに成功した。

 高尾は2回以降は得点を許さず。6回以降は安打も許さず、6安打、10三振、4四球、155球2失点の完投勝利を飾ってみせた。

「広陵のボンズ」の愛称を持ち、今大会№1長距離砲として今秋のドラフト上位候補にあがる3番・真鍋は3打数無安打1三振、1四球だった。

 広陵は29日の準々決勝では専大松戸(千葉)と対戦する。

 完投した高尾は「きょうは3失点以上はしないと決めて、打たせて取ることを心がけて、高めに浮かないことを心がけていったつもりです」と明かした。「1点ずつ積み重ねていった結果が勝利につながった。きょうの投球は浮いた球だと打たれるので、腕を振ることを心がけた」とも話すと、「素直にうれしいですけど、まだまだ課題があります」と気を引き締めた。次回登板に向けては「ストライク率が低かったので、そこを修正していきたい」と語った。

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