阪神・佐藤輝　粘って2四球　プロ3年目でオープン戦初盗塁「しっかりボールを見られている」

オープン戦   阪神2ｰ7オリックス （ 2023年3月5日    甲子園 ）

＜神・オ＞4回、二盗を決める佐藤輝（撮影・大森　寛明）
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　待望の一発こそ出なかったが、阪神・佐藤輝は新たな一面を感じさせるプレーを、随所に見せた。「5番・三塁」で先発出場。いずれも先頭打者だった2回の第2打席、4回の第3打席はともに2球で追い込まれながら、粘って四球を選んだ。特に4回は、続く森下の2球目で二盗を企図し、プロ3年目でオープン戦初盗塁も決めた。

　「しっかりボールを見られているんで、いいんじゃないですか」

　豪快な打撃のイメージが強いが、昨季も11盗塁と走力もある。打つ、守るだけでなく、出塁と走塁でも、より高いレベルを目指して研さん中だ。9回1死一塁の守備では、大城の三塁前への緩いゴロを捕球後に一塁へ悪送球（記録は三塁内野安打と悪送球）し、ピンチを拡大。まだまだ課題もあるが、走攻守全てでレベルアップを目指す。