栗山監督、左打者ズラリ打線に「最終的にこれ!!っていうのは、もう少し黙ってていいですか?」

[ 2023年3月6日 22:25 ]

WBC強化試合   日本代表8-1阪神 ( 2023年3月6日    京セラD )

栗山監督(左)にインタビューする松坂氏(撮影・尾崎 有希)
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 3月9日開幕の第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は6日、京セラドームで行われた強化試合で阪神と対戦。メジャー組の実戦出場が可能になった一戦で大谷翔平投手(28=エンゼルス)が2発6打点、ラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)が先制打を放つなど2安打1打点、吉田正尚外野手(29=レッドソックス)も1打点とメジャーリーガーで全8打点を叩き出すなど8―1で阪神に快勝した。

 試合後、報道ステーションに出演した栗山監督は「もちろん翔平のホームランは凄く意味があると思います。たっちゃん(ヌートバー)や正尚も来たばかりで、どういう感じか心配してたんですけど、2人がしっかり仕事をしてくれてチームが落ち着いたし、やっとみんなが揃って行くぞ!!って感じになりました」と快勝に手応え。

 一方、あまりの豪華メンバーでスタメンに頭を悩ませている様子で「結果を残さなきゃいけないんですけど、かなりパターンがいっぱいありすぎて難しかったです」とコメント。3番・大谷、4番・村上、5番・吉田を選択したクリーナップについては「う~ん。最終的にはどうやったらランナーを置いていいバッターのところに繋がっていくかなって…最終的にこれ!!っていうのは、もう少し黙ってていいですか?」と多くは語らなかった。

 次に大谷がホームランを打った際の“複雑な表情”について聞かれると「実はこの球場っていうのは(大谷が)アメリカに行く前の年に大ケガをして半年近くシーズンを棒に振った球場でもあったので、僕の中ではちょっと色んな思いのある球場だったんですね」とコメント。

 続けて「それが三振から入って、次の打席(本塁打で)あれボールですよねって主審の方に聞いたら、もちろん見逃せばボールですと。そういったボールを粘って片手一本で持っていくっていうね。そういうちょっと笑ってしまうぐらいの、ある意味度肝を抜けるスゴいホームランだったので、この一発でチームに凄い勢いを与えてくれるかなと思います」と日本ハム時代から成長を見守り続けている大谷の活躍を喜んだ。

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