侍・栗山監督 大谷2発に「本当にいいゲーム」山本の本番前最終登板「もっともっと凄い投球をしてくれる」

[ 2023年3月6日 21:54 ]

侍ジャパン強化試合   日本代表8-1阪神 ( 2023年3月6日    京セラD )

<神・侍>5回2死一、二塁、この日2本目の本塁打を放った大谷を出迎える栗山監督(撮影・北條 貴史)
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 3月9日開幕の第5回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は6日、京セラドームで行われた強化試合で阪神と対戦。メジャー組の実戦出場が可能になった一戦で大谷翔平投手(28)が2発6打点、ラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)が先制打を放つなど2安打1打点、吉田正尚外野手(29=レッドソックス)も1打点とメジャーリーガーで全8打点を叩き出すなど8―1で阪神に快勝した。壮行試合を含めて5試合を終え4勝1敗。

 栗山監督は試合後の勝利監督インタビューで「どのゲームもそうなんですけど、これだけの選手が集まる中でいい部分もあるし、もっともっとできるところもあるし、本当に(本番まで)残り少ない時間になってきましたけど、一試合一試合いいところは生かす、足りないところは何とかする。前へ進めていきたいと思います」と語った。そして大谷の2打席連発については「いろんな形の中で調整は難しいですけど、みんな、、たっちゃん(ヌートバー)も含めて元気に試合に出てくれたし、(吉田)正尚も本当に“らしさ”を出してくれたので本当にいいゲームだったと思います」と笑顔を見せた。

 先発の山本については「これだけの投手なので僕がどうのこうのということはないですけど、体を含めて順調に来てくれているので、あとは本番に向けて、もっともっと凄い投球をしてくれると思います」とエースに期待を込めた。

 本番まで残り一戦。「これだけの選手たちが、普通にやってくれたら勝てるんだという思いと、野球の怖さも分かっているつもりなので、それがいつも行ったり来たりしながらやっているので、なんとかもう1試合をやった後は、絶対に負けないように、しっかりとやっていきます。とにかく30人全員がいい調整して、明日の試合を終わって、“さあ行きましょう”という雰囲気になるようにやっていきます。(スタンドに向かって)皆さんの声がこの球場に聞こえています。その声が、本当に選手たちに力を与えてくれるし、我々に頑張れという思いが伝わっています。日本の野球を愛する皆さんと一緒に、もう1試合やって、東京ドームで精いっぱいやってきます」と決意を新たに鋭い眼光を見せていた。

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