大谷驚弾にOBも“お手上げ” 古田氏「これはもう笑っていい」松坂氏「投手はショック」

[ 2023年3月6日 19:52 ]

WBC強化試合   日本代表―阪神 ( 2023年3月6日    京セラD )

強化試合<神・侍>3回2死一、二塁、大谷は3点本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は6日、京セラドーム大阪で行われた強化試合で阪神と対戦。この日から出場解禁となった大谷翔平(28=エンゼルス)が第2打席で早くも放った1号3ランに、試合を中継したテレビ朝日の実況席も騒然となった。

 大谷は「3番・DH」で先発出場。3回、ヌートバーの中前打で侍ジャパンが先制し、なおも2死一、二塁で迎えた場面だった。相手先発右腕・才木が1ボール2ストライクから投じた4球目を捉えた打球はぐんぐん伸びてバックスクリーンへ。外角低めのフォークボールに泳いで左膝を地面に着きながら、最後は右手だけで叩き込む驚弾にスタンドは大きくどよめき、味方ベンチも圧倒されたような苦笑いのオンパレードとなった。

 これには試合を生中継したテレビ朝日の実況席も騒然。大谷が打った瞬間、元ヤクルト監督で解説者の古田敦也氏(57)は「ふっふっふ…」「ほっほっほ…」と早くも笑いが止まらず、打球がバックスクリーンへ吸い込まれると「マジか…」と一言。「これ、日本中が驚きましたよ。凄いのは分かってますけど…片手でセンター…。片手ですね。バックスクリーンの中段に入りましたね。はっはっは…。凄いな」と笑いながら絶句した。

 元メジャーリーガーの松坂大輔氏(42)は「あれだけストレートで押して、落とすイメージはしているんだろうなと思ったんですけど、その予測があったかもしれないですけど、ピッチャーはあの打った姿を見るとショックですね」とコメント。そして、2017年の第4回大会に続いて「侍ジャパン公認サポートキャプテン」を務めるタレントの中居正広(50)は「本当にびっくりしましたね」とあまりの驚弾に笑っちゃって言葉もなかなか出ない様子。「泳いで、おっ!となんか合わせた感じで…」と笑いながら続けた。

 「膝ついてますからね。それがギリギリじゃないですからね」という古田氏に「あっはっは…」と笑うしかない中居。古田氏も「これはもう笑っていいと思いますよ。呆れてっていうかね。いい意味で、ですけど。驚きがちょっと超えますね」と大谷に“お手上げ状態”だった。

 さらに大谷は5回の第3打席でも、今度は2番手左腕・富田からバックスクリーン右へ2打席連発となる3ランで計6打点。左膝を着き、最後は右手一本で放り込んだ1号に続いて、今度は高め直球に詰まりながら叩き込んだ。これには古田氏も「今度は詰まってましたよ、完全に。それに衝撃です、今は」とコメント。「今のはあ・き・ら・か・に詰まってますからね。ドン詰まりとまでは言いませんけど。結構詰まってましたよ、今のは」と続けた。

 「次元が違う」「凄いな、しかし」と驚きを隠せない古田氏だったが、松坂氏も「ピッチャーは音で分かるので。また違ったショックの大きさがあると思いますね」と1本目との比較を口に。実況席からグラウンドレベルに下りて2本目を見届けた中居も「2打席目のバックスクリーンよりもちょっと詰まった音というか。芯を食った音じゃなかったんですけども。ただやっぱり、ベンチに戻って、山川選手とかほかの選手が“どこに当たった?”“どこに当たった?”って。本人は根元のほう(を示して)の“ちょっと詰まった感じなんだけども”っていう。そんな会話をされている感じでしたね」とリポートしていた。

 ▼大谷(1本目) 時差ぼけで体調100%ではなく、甘い球を打ち損じるのは気になりますが、打ったのはスプリットで良いスイングができました。

 ▼大谷(2本目) 3-2まで粘って甘い球を前打席に続いて打てて良かったです。

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