2安打1打点 満点侍デビューのヌートバー「素晴らしい経験」日本のファンの前で躍動

[ 2023年3月6日 22:06 ]

WBC強化試合   日本代表8―1阪神 ( 2023年3月6日    京セラD )

<神・侍>5回2死一、二塁、大谷の本塁打に驚くヌートバー(撮影・北條 貴史)
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 侍ジャパンノ「1番・中堅」でスタメン出場したラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)が、メジャー組が実戦出場可能となったこの日、3打数2安打1打点で存在感とポテンシャルの高さを見せつけた。

 「多少、緊張もあったけど、やはりここでプレーできることをとても楽しんでいる。今日は1、2本ヒットが生まれればと思って、その通りになったのも良かった」

 初回に阪神・才木から中前打を放つと、スタンドからはミドルネームの「タツジ」コール。3回の第2打席では、2死三塁から才木が投じたスライダーを見逃さず中前に先制打を放った。デビューから2打席連続安打、しかも初打点の活躍に侍ベンチは総立ち。大谷も「カモン!」と雄叫びを上げた。

 大歓声に沸く京セラD。米でも人気のパフォーマンス「ペッパーグラインダー」に加え、一塁ベース上では黄色い親指につけるプロテクターを口にくわえ、打撃手袋を手に持ちながらリードを始めるなど、メジャーリーガーの一挙手一投足にファンだけでなく選手たちも釘付けだ。第3打席は空振り三振で6回に代打・牧原大を送られ、お役御免となった。

 日本人の母を持ち、日系選手として初の侍ジャパン入りを果たした25歳。「何よりもファンのみなさんの前でプレーができることなど、素晴らしい経験をしていて、これからずっと忘れないことが続いている」。侍の重要なピースとして、世界一へけん引する。

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2023年3月6日のニュース