阪神・K・ケラー「気持ちよかった」今季甲子園初見参で3者連続三振 岡田監督の評価も急上昇

[ 2023年3月6日 05:15 ]

オープン戦   阪神2ー7オリックス ( 2023年3月5日    甲子園 )

<神・オ>3番手で登板したK・ケラー(撮影・大森 寛明)
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 辛口指揮官の評価を180度、変えてみせた。今季甲子園初見参の阪神・K・ケラーが、オリックスのクリーンアップトリオから3者連続奪三振と快投。開幕守護神候補の一人にも挙がる右腕が、一気にギアを上げてきた。

 「去年も投げて非常に気持ちよかったマウンドだから、戻って来られてうれしい。打線がいいチームの中軸と対戦するのは楽しみですし、しっかり抑えられ気持ちもよかった」

 5回に3番手でマウンドへ。まず先頭のゴンザレスを内角直球で見逃し三振に仕留めると、続く杉本は直球を続けた後のフォークで見逃し、締めの森からはカーブ、真っすぐ、フォークの3球で空振り三振だ。

 2月26日の日本ハム戦で1回3安打3失点と炎上。岡田監督から「真っすぐのキレがないわな、やっぱり」とバッサリ切られた。ただ、キャンプ打ち上げ日だった翌27日も外国人で唯一ブルペン入りし、姿勢を評価されてもいた。そしてこの日の試合後は、あの辛らつ言葉が一転、賛辞へと変わっていた。

 「2日連続外国人は入らへんやん、ブルペン。でもアイツは2年目やから危機感があるいうことやろな。はっきり言うて。(球も)よかったんちゃう」

 ここにきて赤丸急上昇中の助っ人右腕。岡田監督の起用法に注目だ。(山添 晴治)

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2023年3月6日のニュース