侍ポーズは「ペッパーグラインダー」で決まり!ヌートバーと大谷競演で広がる輪 ファンも「皆でやろう!」

[ 2023年3月6日 20:20 ]

侍ジャパン強化試合   日本代表―阪神 ( 2023年3月6日    京セラD )

<神・侍>3回2死一、二塁、3点本塁打を放ち、ヌートバーと「ペッパーグラインダー」ポーズを決める大谷(撮影・北條 貴史)
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 「ペッパーグラインダー」が侍世界一へのキーワードだ!侍ジャパンの強化試合である「日本代表-阪神」の一戦が行われ、「1番・中堅」でスタメン出場したラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)と「3番・DH」大谷翔平投手(28)のメジャーリーガーコンビが、実戦出場が可能になった一戦でいきなり魅せた。

 初回いきなり初打席で中前打を放ったヌートバーは、一塁ベースを回ると両拳を上下にして何やらガシュガシュ。これが昨季、メジャーでも人気を集めた「ペッパーグラインダー」だ。侍デビューの25歳が名刺代わりのパフォーマンスを見せると、京セラDのファンだけでなく侍ベンチも沸きに沸いた。

 3回の第2打席では侍初打点となる先制中前打。その後、近藤四球後には大谷が、これまた「ただいま」のあいさつ代わりとなる中堅席中段に飛び込む驚きの右手一本での膝つき3ラン。大谷はダイヤモンドを回る途中でヌートバーの「ペッパーグラインダー」を拝借し笑顔。ヌートバーが胸を突き出し出迎えると、並んでベンチの祝福に「カモン!」と声を上げながらハイタッチを交わした。そして最後には2人向き合いながらガシュガシュ「ペッパーグラインダー」パフォーマンスを披露。球場のボルテージは最高潮に達した。

 5回には2打席連発の大谷が、再びダイヤモンド1周中に何度何度ももガシュガシュ。もう一人のメジャーリーガー吉田正尚も左翼フェンス直撃の二塁打を放つと二塁ベース上でガシュガシュ。「ペッパーグラインダー」の輪が広がった。

 明るい性格の25歳が、ファンやチームに溶け込むために用意した秘策だった。昨季ファンから人気を集めたチームのパフォーマンス「ペッパーグラインダー」。「Grind」にはコショウなどを「ひく」ことと「こつこつ粘り抜く」という意味があり、昨季はヌートバーを中心に好プレーが飛び出すたびにベンチや塁上でコショウをひくように手をガシュガシュ回すパフォーマンスが流行。その“幸運パフォ”が海を渡り、日本に上陸した。

 最強の呼び声が高い「侍ドリームチーム」が本番を前に“完全体”に近づいてきた。その象徴でもある大谷とヌートバーが見せた「ペッパーグラインダー」パフォーマンスにファンも大興奮。SNS上では「ヌートバーと大谷がイチャコラしとった」「大谷とヌートバーのペッパーグラインダー見れた」「ペッパーグラインダーを交わす大谷とヌートバー最高」「これは侍ジャパンの公式ポーズに認定だろ!」「大谷がゴシゴシ楽しそう」「ラーズ、本番でも頼む」「得点時に皆でやろう!」「日本代表の得点シーンではペッパーグラインダーの出番!10秒付近に映るヌートバー選手のようにミルを回す動きを披露しよう!」「たっちゃんのグリグリするポーズは胡椒を挽くペッパーグラインダーのポーズなのね」など大きな話題を呼んでいる。

 2009年以来となる3度目のWBC制覇へ、ヌートバーがもたらした「ペッパーグラインダー」が幸運を“ひき”込む。

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