巨人・松田はジャイアンツファースト “新相棒”ジャビット刺しゅうグラブ披露 中島の離脱で初一塁守備

[ 2023年3月4日 05:22 ]

巨人・松田は自前のファーストミットを使い一塁守備練習を行う(撮影・西川 祐介)
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 普段と異なる場所から威勢のいい声を響かせた。巨人・松田が、球団マスコットのジャビットが刺しゅうされた特注のファーストミットを手に、今キャンプ初めて一塁でノックを受けた。「できるところは、いろいろやった方がいいと思って」と大粒の汗を拭った。

 ノックを終えると「魂のこもったオリジナルグラブ」と相棒を紹介。子供の頃から巨人ファンだった39歳は、親指付近のジャビットを指さし「見てください。ジャビット初出勤!部屋で寝てたんで、初めて起こしました」と笑わせた。

 昨季までのプロ17年間で1910試合に出場。その大半がゴールデングラブ賞を8度受賞した三塁での出場だったが、巨人入団後は「どこでもやります」と不退転の決意。今キャンプでは二塁でノックを受ける場面もあった。前日の紅白戦で一塁手の中島が死球を受け、右手親指を骨折。「(一塁が中田)翔が一人になるんで誰かがやらないと」とチームの危機を察知。昨季は19試合で守った一塁に自らの意思で立った。

 原監督も「あり得るでしょう。サード、ファースト、セカンドとね」と一塁起用にも含みを持たせた。「急にやってできないよりは、一回やると覚えることもたくさんある。ジャビット君のグラブでというのがメインです」と熱男が行動と相棒でジャイアンツ愛をほとばしらせた。(花里 雄太)

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2023年3月4日のニュース