【侍ジャパン】栗山監督 投手陣は「あとは微調整だけ」村上、山川らには「残りの日数で」復調願う

[ 2023年3月4日 22:35 ]

侍ジャパン壮行試合   日本代表4-1中日 ( 2023年3月4日    バンテリンD )

壮行試合<侍・中>7回、勝ち越しのソロホームランを放った岡本和(手前)を迎える栗山監督(撮影・椎名 航)
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 3月9日開幕の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪回を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は4日、バンテリンDで行われた壮行試合で中日に快勝した。投げては先発の佐々木朗希投手(21)が日本選手最速タイとなる165キロをマークするなど3回無失点。打っては岡本和がチーム1号本塁打を放つなど、攻守がかみ合った。

 栗山監督は試合後、「今日は本当にマンちゃん(万波)と藤原が頑張ってくれて点が入ったので、あさってから本番想定で頑張ります」とサポートメンバーとして加入している2人に感謝し、本メンバーの奮起を促した。

 先発・佐々木朗ら投手陣は中日打線を1失点に抑え「今日投げた投手の人たちは本当に自分自身でも手応えを感じながら、あとは微調整だけかなって感じはするので、ボールも強かったし良かったと思います」と順調な調整ぶりに安堵した。

 特に佐々木朗は日本人最速タイとなる165キロを計測。「もっと上がるのかなって」とこれからさらに状態は良くなるとし「野球はスピードの勝負ではないけど、大会が進んで行くうちにもっとスピードが上がってきそうな感じがする」と球速もさらに伸びるのではと期待を込めた。

 また、前回、2月25日のソフトバンク戦で1回2/3を4失点と不安を残した宮城もこの日はソロこそ浴びたものの2回1失点、無四球とまとまりを見せ「宮城らしくなるとしんじてたので、やっと思った方向にいった」とうなずいた。

 一方、野手陣は岡本和に今チーム1号となる勝ち越しソロが飛び出したものの村上や山川ら主軸として期待される長距離砲は不発に終わった。指揮官は「合宿の頃から調子の良い人、コンちゃん(近藤)だったり、(岡本)和真だったりがそのまま結果を出してくれた。もちろん打者というのは本当に調子がいいってのは難しいってところはあるけど、これだけの打者なので残りの日数でだいぶ今日の練習見てても変わってきたと感じられたので楽しみにしています」と復調を願った。

 この日は1番に置いた近藤が二塁打2本と岡本和に負けない好著ぶりを披露。指揮官も「今のコンちゃんだったら何でもできる」と打線のバリエーションに膨らみが出たと喜んだ。

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2023年3月4日のニュース