志願登板の中日・大野雄は3回1失点「異次元過ぎやろ」佐々木朗の165キロに感嘆「WBCで見せつけて」

侍ジャパン壮行試合   日本代表―中日 （ 2023年3月4日    バンテリンD ）

壮行試合＜中・侍＞2回無死、村上を三振に仕留める大野雄（撮影・平嶋　理子）
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　侍ジャパンとの壮行試合に先発した中日・大野雄は3回2安打1失点。村上、岡本和ら同じセ・リーグで戦う打者を抑え、貫禄を示し「監督に投げさせて下さいと直訴してから一つの目標だった。しっかりとした投球をしたいと思っていたし、あそこ（3回）はズルズルいかずに切れたのは良かった」と3回2死から連打で1点こそ失ったものの後続を断ち、最少失点で切り抜けた場面を振り返った。

　前日は後輩左腕の小笠原も5回1失点と好投。「名古屋で侍ジャパンとの試合って今まであったのかなって。そんなチャンスはないと、“絶対投げたい”と、（小笠原）慎之介と2人で言いました」と志願の登板だったと告白。開幕へ向けて「春先に勝ててないので、スタートダッシュできるように」と意気込んだ。

　自身も21年に侍ジャパンの一員として東京五輪での金メダル獲得に貢献。それだけに「心から世界一になってほしい」とエールを送る。投げ合った相手先発・佐々木朗希には「（自分が）勝ってるところはほとんどないんですけど、同じ先発としてマウンドに立ってるってね、165キロって異次元過ぎやろって。凄すぎてあまり何も感じなかったです」と剛速球について振り返り「メジャーでも先発165ってなかなかいないと思うし、WBCで見せつけてほしい」と活躍を期待した。