中日・立浪監督 侍ひねる投球で5年ぶり開幕投手に決断 小笠原「今永さんに引っ張られた」

[ 2023年3月4日 05:20 ]

侍ジャパン壮行試合   中日7-2日本代表 ( 2023年3月3日    バンテリンD )

壮行試合<侍・中>力投する先発の小笠原(撮影・椎名 航)
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 中日・小笠原が18年以来、5年ぶり2度目の開幕投手に決まった。侍ジャパン斬りの5回1失点を見届けた立浪監督が「今日の投球を見て小笠原でいこうと。本人にも伝えました」と公表し、「投げる姿も堂々としている。1年間、中心となって投手陣を引っ張ってほしい」と大きな期待を寄せた。

 31日に敵地・東京ドームで挑む巨人との開幕戦。その大役に、ふさわしい快投だった。初回は山田、近藤から150キロ直球で連続三振を奪う発進。2回も山川、源田をチェンジアップで連続三振に仕留め、無死一、三塁を背負った4回も内野ゴロでの最少失点にとどめた。自己最速に並ぶ152キロを計測し、被安打3、5奪三振と結果を示した。

 「楽しかった。今永さんに引っ張られてパフォーマンスが出せた。投げさせてもらったことに感謝しているし、結果で恩返しできた。(開幕戦へ)完璧な状態にいる」。心身充実の8年目25歳。昨季最下位から逆襲の先陣を託され、早くも腕ぶした。 (湯澤 涼)

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2023年3月4日のニュース