【侍ジャパン】伊藤大海が2回無失点 WBC準決勝以降想定しノースローで準備 「任されたら重要になる」

[ 2023年3月4日 23:06 ]

侍ジャパン壮行試合   日本代表―中日 ( 2023年3月4日    バンテリンD )

壮行試合<侍・中>4番手で力投する伊藤(撮影・椎名 航)
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 侍ジャパンの伊藤大海投手(25)が8回から4番手で登板。山浅をスライダーで空振り三振、龍空を投ゴロ、村松を左飛とこの回は直球とスライダーだけで3者凡退に仕留めた。

 「本番同様の感じが出せた」という9回のマウンド前には味方攻撃中に行うキャッチボールを行わなかった。

 伊藤は「準決勝、決勝の球場はブルペンが遠いのでキャッチボールできる環境がない」と、WBCの決勝トーナメントが開催されるマイアミ・マーリンズの本拠地ローンデポパークを想定。「もし、任されたら重要になる」とイメージしての登板だった。

 その9回はアルモンテを「(落ち幅が)小さく速いイメージ」のスプリットで空振り三振。大島を左飛。最後はフルカウントから細川を二ゴロに打ち取る完ぺきな内容で試合を締めた。

 日本ハムの先輩でもある大谷からも「ナイスピー!」と声をかけられた右腕。この日も投球前にいきなりロジンの交換を求めるなど、東京五輪・韓国戦でクレームを受けながら貫いた「追いロジン」の気の強さが侍ジャパンには頼もしい。

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2023年3月4日のニュース