侍・大勢が守護神に名乗り 自己最速タイ159キロ出た!9回に登板し3者凡退

[ 2023年3月4日 05:25 ]

侍ジャパン壮行試合   日本代表2―7中日 ( 2023年3月3日    バンテリンD )

<侍・中>侍ジャパン・5番手の大勢(撮影・会津 智海)
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 剛腕がうなりを上げた。9回に登板した大勢が、ビシエドの3球目に自己最速タイの159キロをマーク。浅い中飛に仕留めると、続くアキーノの初球にも159キロを計測し、最後は158キロの直球でバットをへし折るなど、迫力満点の投球で3者凡退に抑えた。

 2月27日のソフトバンクとの壮行試合では直球の球速が全て153キロ以上だったが、この日は155キロ以上と1段ギアアップ。それでも本人は「今日は少し投げ急いだところもあった。球速は出たけど、納得のいくボールは宮崎の時の方が多かった。もっと良いバランスで、結果として球速がついてきたらと思う」と貪欲だ。

 栗山監督は抑えを固定せず、相手に応じた柔軟な起用を示唆してきたが、いまひとつ調子の上がらないブルペン陣で大勢の安定感は別格。「大谷さんから“クローザーは誰がするの?”って聞かれたので、栗林さんですと答えました」と、あっけらかんと笑う強心臓の23歳が、守護神候補の最右翼に躍り出た。

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2023年3月4日のニュース