日本ハム・伊藤大海 球団34年ぶり新人から2年連続2桁勝利お預け 9回に力尽く…8回2/3を3失点

[ 2022年8月9日 20:26 ]

パ・リーグ   日本ハムー西武 ( 2022年8月9日    札幌D )

<日・西>5回、中村に逆転2ランを浴びた伊藤(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの伊藤大海投手(24)が9日、西武戦(札幌ドーム)に先発し8回2/3を投げ3失点の粘投を見せたが10勝目はお預けとなった。

 現在9勝(7敗)で2年連続2桁勝利に王手をかけている伊藤は首位を走る西武相手に初回、先頭の外崎、2番・源田から連続三振を奪うなど序盤からテンポよく投げた。

 2回に先頭の栗山を中前打で出塁を許すも、1死後に中村を三併殺打に仕留めた。4回の2死からは4番・山川に対して初球に球宴でも投じた超スローボールを投げて球場をざわつかせた。

 だが、5回1死一塁の場面で中村に対して2ボールとカウントを悪くして投じた3球目の甘く入ったスプリットを左翼席に運ばれて逆転を許した。それでも後続を打ち取り、6、7、8回を3者凡退で最少失点に抑えて打線の援護を待った。

 すると、打線が8回に1点を返して同点に追いつき、伊藤は9回のマウンドにも上がった。だが、1死から安打と盗塁で二塁に走者を進められると、2死二塁から山川に左前打を浴びて勝ち越しを許した。続く栗山に四球を与えたところで無念の降板となった。

 伊藤は8回2/3を投げ、今季最多の128球で5安打6奪三振3失点だった。勝てば入団から2年連続2桁勝利で、88年・西崎幸広(87、88年ともに15勝)以来34年ぶりの偉業はお預けとなった。

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2022年8月9日のニュース