ヤクルト・石川、大卒初の通算500先発登板達成へ 過去わずか6人

[ 2022年8月9日 05:30 ]

ヤクルト・石川
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 【Weekly Date展望】大ベテランの石川(ヤ)は01年ドラフト自由枠で青学大から入団して以降、長年、先発の一角として投げ続けてきた。42歳を迎えた今季は7月27日のコロナ陽性判定で一時、戦列を離れたが、そこまでに昨季の4勝(5敗)を上回る5勝(3敗)をマーク。42歳を超えてのシーズン5勝以上は、05年工藤公康(巨=42歳)、08年山本昌(中=43歳)の各11勝を筆頭に史上7人目(10度目)の快挙になった。

 通算では515試合で182勝179敗。そのうち、先発では499試合で181勝179敗となっており、区切りの500試合先発に王手がかかっている。プロ野球で通算500先発登板は、米田哲也(近鉄)の626試合を筆頭に過去6人しかいない記録。達成すれば7人目で、ドラフト制以降の入団では鈴木啓示(近鉄)、東尾修(西)、山本昌に次ぎ4人目になる。

 また、過去6人の達成者を見ると、いずれも高校からすぐにプロ入りした選手。入団が4年も遅れる大卒選手には手が届かなかった大台に初めて達することになり、42歳での達成は山本昌の47歳に次ぐ年長記録にもなる。息の長い活躍を続けてきた石川ならではの偉業達成は間もなくだ。(記録課・志賀 喜幸)

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