日本ハム・近藤、逆転サヨナラ3ラン 29歳バースデーをド派手に飾った!西武守護神・増田討ちで連勝

[ 2022年8月9日 20:40 ]

パ・リーグ   日本ハム5ー3西武 ( 2022年8月9日    札幌D )

<日・西>9回、バースデーアーチとなるサヨナラ3ランを放った近藤を迎える選手たち(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムは9日、本拠地・札幌ドームで首位の西武と対戦し、この日、29歳の誕生日を迎えた近藤健介外野手(29)がサヨナラ本塁打を放ち5-3で勝利し、2連勝とした。

 先発は2年連続2桁勝利に王手をかけている伊藤。首位を走る西武相手に4回までわずか1安打投球。また、4回2死の場面では本塁打争いを独走している山川に対して超スローボールを投じるなど余裕を見せていた。

 だが、5回1死から安打で走者を許すと、中村に7号2ランを浴びて逆転を許した。それでも以降は3イニング連続の3者凡退と最少失点で乗り切って打線の援護を待った。

 打線は2回2死三塁から恋女房の古川裕が中前打を放ちプロ初打点を挙げて先制した。しかし、そこからなかなか1点が入らなかった。逆転された5回1死三塁で万波がスクイズ失敗。6回は無死一塁から今川がバスターエンドランも空振りで失敗。7回は1死から清宮が内野安打で出塁も近藤が一併殺打と好機を潰した。

 8回に先頭の野村が二塁打で出塁し、古川裕が犠打。捕手の手前に転がると、森が三塁へ悪送球し無死一、三塁となった。1死後、代打・上川畑が内角高めの直球に詰まりながらも左翼の前に落とし同点適時打を放った。

 サヨナラ勝利を信じて9回のマウンドにも上がった伊藤だったが、2死二塁から山川に勝ち越しタイムリーを浴びてしまい、続く栗山に四球を与えて無念の降板。88年・西崎幸広(87、88年ともに15勝)以来34年ぶりの入団から2年連続2桁勝利はお預けとなった。

 打線は9回、先頭の代打・杉谷が中前打で出塁し、続く清宮も中前打を放ち無死一、二塁と西武の守護神・増田を攻め立てると、この日29歳の誕生日を迎えた近藤が内角直球を完璧に捉えた。打球は右翼スタンドに飛び込むサヨナラ3点本塁打となり、劇的な幕切れとなった。

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