【甲子園】補聴器を付けて奮投の県岐阜商・山口「凄く悔しい。来年も頑張りたい」

[ 2022年8月9日 20:59 ]

第104回全国高校野球選手権 1回戦   県岐阜商1-10社 ( 2022年8月9日    甲子園 )

<社・県岐阜商>県岐阜商先発の山口。左耳には補聴器が装着されていた(撮影・北條 貴史)
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 5日に新型コロナウイルス集団感染が判明したため、主力を含むメンバー18人中10人が入れ替わった県岐阜商。先発は山口恵悟(2年)が務めた。

 生まれつき両耳が難聴の右腕は、左耳に補聴器をつけてマウンドへ。しかし初回、先頭の大西に四球を与え、1死三塁のピンチで4番・笠井に中前先制適時打を許した。

 続く2回にも先頭の7番・芝本に四球を与えると、1死一、二塁から3連打を浴びて3失点。2回途中5安打5失点で降板し、2番手の小林にマウンドを託した。

 山口は「マウンドからの景色は覚えています。甲子園のマウンドは楽しかった」と聖地に立った喜びを口にしたが、結果については「凄く悔しいなと思いました」とキッパリ。出場できなかった先輩への思いを聞かれると、「来年も頑張りたいという気持ちを伝えたいと思います」と答え、再び甲子園に戻ってくることを誓った。

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