今夏限りで退任の創志学園・長沢監督「情熱はまだ枯れてない」 特別キャンプ乗り越えたナインに感謝

[ 2022年8月8日 04:02 ]

第104回全国高校野球選手権第2日・1回戦   創志学園3-7八戸学院光星 ( 2022年8月7日    甲子園 )

<八戸学院光星・創志学園>敗れた創志学園ナインがスタンドへのあいさつを終え、長沢監督(右)とともに甲子園をあとにする(撮影・岸 良祐)
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 名将の夏は初戦で幕を閉じた。創志学園を春夏6度の甲子園出場に導き、今夏限りで退任する長沢宏行監督(69)は敗戦後、穏やかな表情で選手たちをたたえた。

 「本当によく頑張ってくれて、私を甲子園に導いてくれたことを本当に感謝します」

 特別キャンプで団結力が備わった。年末3日間は高知の室戸で、年始2日間は淡路島でキャンプを行った。以前から行っていた取り組みだが、コロナ禍もあり、現在の部員たちは初めての経験だった。計5日間で200キロを完走し、屈伸は1万回。主将の横井寿海(じゅうみ=3年)は「全員で耐えてきた。強い気持ちが生まれたからこそ、県大会を勝ち上がれた」と、強化練習を乗り越えた経験が力になったと明かした。

 長沢監督は神村学園時代の05年に選抜準優勝。10年の創部から指揮を執った創志学園では西純矢(阪神)らプロ選手を輩出した。今後については「年齢と情熱は違うと思いますので、まだ枯れてない」と語った。今秋からは前東海大相模監督の門馬敬治氏(52)が新監督を務める。(須田 麻祐子)

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2022年8月8日のニュース