【甲子園】海星11得点は春夏通じ最多 好投手・田中攻略に加藤慶二監督「3点取るのが厳しいと思ってた」

[ 2022年8月8日 10:50 ]

第104回全国高校野球選手権大会・1回戦   海星11ー0日本文理 ( 2022年8月8日    甲子園 )

<日本文理・海星>1回2死一、二塁、右適時三塁打を放った海星・西村(撮影・岸 良祐)
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 海星は打線が14安打11得点と爆発。プロ注目の好投手・田中晴也投手を擁する日本文理に完封勝ちし、初戦を突破した。春夏計24度出場している海星の甲子園での11得点は同校最多となった。

 打線は初回2死一、二塁から西村陽斗(3年)の適時三塁打などで2点を先制。6回にも西村が適時内野安打を放つなど4点を加え、相手右腕をマウンドから引きずり降ろした。

 相手投手が代わった7回以降も攻撃の手を緩めず追加点を奪い、終わってみれば11得点の快勝。加藤慶二監督は「当初は3点取るのが厳しいと思ってたんですけど、序盤から目標の点数が取れて、この後試合が相手に動くとしたらしんどいなと思いながら見てました」と打線の躍動に目を見張り「立ち上がりに田中くんは不安があるという情報がありまして、そこを上手くうちの打線が逃さず叩いてくれたのが良かったです」と称賛した。

 投げても先発の宮原明弥(3年)が8安打を許しながらも完封勝利。「継投は頭に入れていたんですけど、ピンチで宮原が粘っていたので、毎回聞いたら“続投したい”と。意志をくみました」と背番号「1」に最後までマウンドを託した。

 次戦は天理と山梨学院の勝者と戦う。「どちらが来ても甲子園を熟知しているチームなので、やれることをやって全力を尽くしたいと思います」と意気込んだ。

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