阪神・Aロッド&ロハスが初アベック弾「いい友達」「最高の気分」仲良しコンビ相乗効果だ

[ 2022年8月8日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7-5広島 ( 2022年8月7日    マツダ )

<広・神>4回2死、同点ソロ本塁打を放ち、アベック弾のロドリゲス(右)と笑顔でハイタッチをかわすロハス(撮影・北條 貴史)
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 猛虎打線に欲しかった爆発力を2人の「R砲」がそろって発揮した。阪神は5回にロドリゲスとロハス・ジュニアが初のアベック弾。前夜の悪夢を引きずるような3点劣勢の重い雰囲気を圧巻の連発で振り払った。

 「3点差がついてしまった直後だったけど、イニングもまだ残っていたし、チームでつないで早く追いつきたいと思っていた。しっかりといいスイングができた」

 充実の表情で振り返ったのは、虎の「A・ロッド」だ。先頭の近本が左前打で出塁しながら佐藤輝と糸原が倒れて2死。反撃ムードがしぼみかけた中で狙っていた。遠藤の初球スライダーを完璧に捉え、左中間席の中段まで打ち込んだ。

 先月29日ヤクルト戦以来、8試合ぶりの2号2ランで1点差に迫ると、会心の本塁打に続くロハスも“触発”された。1ストライクから2球目、内角低めの直球を捉え、右翼席中段まで飛ばす6号ソロで試合を振り出しに戻した。

 「目の前であんなに素晴らしいホームランを打ってくれたから、続きたいと思っていたよ。最高のバッティングができたし、ロドリゲスとアベック弾を打つことができて最高の気分だね」

 4日に一度は2軍降格になりながら、大山と北條のコロナ感染による代替指名選手として復帰。以降3試合で10打数4安打、2本塁打と、ようやく本領発揮の予感を漂わせてきた。来日2年目のR砲に、ロドリゲスは「野球以外のときも仲良くしている。自分にとってはいい友達、いい存在でいてくれています」と存在の大きさを証言。「やっぱり連続で(本塁打が)出たのはうれしかったですし、その後勝ったという意味でさらに特別なものになった」と心の底から喜んだ。

 22本塁打の大山、16本塁打の佐藤輝に続いて打線に活気をもたらす存在として、両助っ人が猛虎に追い風を吹かせる。(阪井 日向)

 《今季初の外国人打者アベック弾》阪神は5回にロドリゲスの2号2ラン、ロハスの6号ソロの2本塁打。阪神の外国人打者アベック弾は今季初で、昨季5月25日ロッテ戦3回のマルテ9号2ラン、サンズ11号ソロ以来。昨季はこの2人で4度記録した。

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