鳴門エース・冨田 涙の144球降板「最少失点に抑えたかった」 山田との好投手対決で敗戦

[ 2022年8月8日 04:04 ]

第104回全国高校野球選手権第2日・1回戦   鳴門2-8近江 ( 2022年8月7日    甲子園 )

<近江・鳴門> 初戦敗退に終わり、涙を浮かべながら引き揚げる鳴門・冨田 (撮影・後藤 大輝)
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 徳島大会初戦から一度もマウンドを譲らなかった鳴門のエース・冨田遼弥(3年)が、8回から中堅の守備に就いた。7回144球の熱投を見せながら、14安打を浴び8失点で降板。山田擁する近江に完全な力負けで、注目左腕が初戦で聖地を去った。

 「山田投手からは点を取れないので、最少失点に抑えたかった」。冨田は1点優勢の4回1死満塁こそ連続三振で切り抜けたが、続く5回の2死一、二塁から5番・横田に逆転2点三塁打を許した。体調不良の森脇稔監督に代わって指揮を執った福本学コーチは「冨田にはスケールの大きい投手になってほしい」とまな弟子の将来に期待を寄せた。

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2022年8月8日のニュース