中日・高橋宏 10代最後の登板もすごっ!17回2/3連続無失点「大人の投球を見せられるように」

[ 2022年8月8日 04:45 ]

セ・リーグ   中日5-0DeNA ( 2022年8月7日    バンテリンD )

<中・D>4回、楠本の安打で本塁を狙った牧をアウトにした岡林(右)を笑顔で迎える高橋宏(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 中日・高橋宏が10代最後の登板で4勝目を挙げ、中日を4連敗からの脱出へ導いた。5安打に抑え、3試合にまたいで17回2/3連続無失点まで伸ばした。

 7回は1死満塁で降板。代わった清水が代打・大和を右邪飛に打ち取り、三塁走者の本塁突入を防いだ岡林の好返球にも助けられた。お立ち台では白星を守ってくれた1学年上の先輩をいじりながら感謝した。

 「(清水)達也さんと岡林さんに助けられて、ここまで投げられた。僕がヒーローじゃない。今日は岡林さんを“ほめてあげたい”と思います」

 成長を示す109球だった。DeNAとは今季4度目の対戦。序盤はあまり投げていなかったカーブを増やして的を絞らせず、中盤以降はギアを上げて封じた。圧巻は6回だ。1死から佐野を最速155キロで見逃し三振、牧を高めの154キロで空振り三振に仕留めて雄叫びを上げた。

 「カーブは試合で使えるように準備していた。縦に曲がるイメージは小笠原さんに教わった。6回はギアを入れないといけないと思った。その感覚も分かってきた」

 9日が20歳の誕生日で、次の目標はプロ初完投だ。「大人の投球を見せられるように頑張ります。昨日の小笠原さん(8回88球)のように球数を少なくしたい」。次世代エース候補の進化が止まらない。(中澤 智晴)

続きを表示

2022年8月8日のニュース