エンゼルス・マリナーズ大乱闘 両軍計12人処分 ネビン監督代行10試合出場停止 代行の代行が指揮

[ 2022年6月28日 11:10 ]

<エンゼルス・ホワイトソックス>大谷とモンゴメリー・ベンチコーチ(右)(撮影・篠原岳夫)
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 米大リーグ機構は27日(日本時間28日)、26日(同27日)にエンゼルス‐マリナーズで8人が退場となった乱闘に対し、両軍のスタッフ、選手12人に出場停止処分を科した。

 発端は同試合の2回。エンゼルスの先発ワンツが4番・ウインカーの腰付近に当て死球とすると、「Benches clearing(ベンチに誰もいなくなる)」と呼ばれる両軍総出の乱闘に発展した。

 大谷はベンチ裏から仲裁役として参加。マ軍のピート・ウッドワース投手コーチを背後から抱え込んだ。水原一平通訳が大谷を守ろうと背後に立つ場面もあり、米スポーツベッティングサイト「ドラフトキングス」のジャレド・カラビス記者が「大谷は史上最も礼儀正しい乱闘参加者」とツイッターで伝えるなど注目を集めた。

 この騒動でフィル・ネビン監督代行、ワンツ、マ軍のスコット・サービス監督、ウインカーら両軍計8人が退場処分となった。エ軍のイグレシアスは「誰も殴っていない」と退場処分に怒り、ひまわりの種が入った袋などをグラウンドに投げ込み暴れた。

 エンゼルスは9人に処分が下され、ネビン監督代行には処分者の中でも最長となる10試合の出場停止処分。この日のホワイトソックス戦ではモンゴメリーベンチコーチが指揮した。またエンゼルスの選手ではレンドン、テペラ、イグレシアス、ワンツらに2試合から5試合の出場停止処分が科された。テペラ、イグレシアスは異議申し立てするため、処分は確定せず、この日はベンチ入りした。

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