フレッシュ球宴ばい!日本ハム・新庄監督が若手にアピール指令 指揮官の生まれ故郷・長崎でばり目立てよ

[ 2022年6月28日 06:00 ]

日本ハム・新庄監督         
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 日本野球機構(NPB)は27日、若手有望選手が出場するフレッシュオールスターゲーム、イースタン・リーグ選抜―ウエスタン・リーグ選抜(7月23日、長崎ビッグNスタジアム)の出場42選手を発表した。長崎県生まれの日本ハム・新庄剛志監督(50)は、ドラフト1位の右腕・達ら次代を担う自軍選手へ晴れ舞台でのアピールを求めた。

 若手よ、暴れてこい――。現役時代に球宴で2度MVPを獲得した新庄監督は、自身の生まれ故郷・長崎で行われるフレッシュ球宴のメンバー発表に際し「お祭り。目立つのみ!」と日本ハム勢に厳命。「俺は(球宴前の)ヒーローインタビューで“必ずMVPを獲って帰ってくる”と言っていたけどね」とハッパをかけた。

 日本ハム時代の04年球宴。第2戦で3回に球宴史上初の単独本盗を決めた。同年の前半戦最終戦でのお立ち台で「MVPは僕のものです」と予告した通りに獲得。阪神時代の99年第3戦と合わせて両リーグで受賞した「お祭り男」は「みんなMVPを獲りたいと思っているけど、獲る場面を自分で持ってきて一発で決めることだよね」とコツも説いた。

 過去、日本ハムでは77年島田誠、86年広瀬哲朗、05年鶴岡慎也、09年中田翔(現巨人)の4人がフレッシュ球宴でMVPに。いずれもチームの中心選手へと飛躍した。一時は今季の開幕投手候補に挙がるなど、ビッグボスから大きな期待を寄せられているドラフト1位の達は「思い切った投球で全部三振を取りたい」と意欲。同2位の有薗は「自分の打撃をして(MVPを)狙っていきたい」と目を輝かせた。

 指揮官は「(活躍できる)タイミングを計っておきなさい。そういう場面をつかむ気持ちのメンタル、“来い、来い、来い!”と初回から思ってないといけない」と訴えた。リーグ最下位に低迷するチームを押し上げる、新たなスターの誕生を待ち望んでいる。(清藤 駿太)

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2022年6月28日のニュース