ヤクルト 優勝した昨年を超える「貯金25」 “村神様”逆転27号 球団記録の月間19勝あと2

[ 2022年6月28日 21:14 ]

セ・リーグ   ヤクルト6ー3広島 ( 2022年6月28日    マツダ )

<広・ヤ>6回1死一、三塁、村上は逆転3ランを放つ(撮影・奥 調)
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 リーグ首位を快走するヤクルトは28日、広島とマツダで対戦。 チームは連勝で、優勝した昨季最多の24を上回り、01年9月2日以来となる貯金25に到達した。DeNAが勝ったため最短での優勝マジック点灯は30日に延びた。これで6月は17勝4敗。02年8月の球団記録月間19勝へあと2勝とした。

 ヤクルト打線は3回まで広島先発・床田の前に無安打に封じられる。4回は1死走者なしで山崎が内野安打で出塁すると、その後2死二塁で村上を迎えるが、申告敬遠で歩かされると、青木が空振り三振に倒れ得点を奪えない。

 先発・小川は本調子からは遠く、4回に四球と安打で無死一、二塁とすると、上本の右前への鋭い当たりを右翼・山崎が捕球できず先制点を許す。その後1死二、三塁から会沢に左翼線へ2点適時二塁打を打たれ0-3。小川は5回8安打3失点で降板した。

 何とか追いつきたいヤクルトは6回1死一、二塁、山田が右前に抜ける適時打で1点を返すと、なお1死一、三塁で絶好調の4番・村上を迎える。すると床田の初球ストレートを左翼スタンドに叩きこむ逆転27号3ランを放ち、一振りで試合をひっくり返す。小川に5勝目の権利が転がり込んだ。

 4-3の7回には2死一、三塁で山崎が2番手・菊池保から左前に適時打を放ち貴重な追加点。8回にはオスナが3番手・松本から8号ソロを放ちダメを押した。

 小川の後を受けた救援陣は、8回に4番手・清水が2死一、二塁とするが、代わってマウンドに上がった5番手・田口が見事な火消し。最後は守護神・マクガフが締めた。チームの見事な逆転勝ちで、小川は5勝目。ヤクルトは優勝した昨季最多の24を上回る貯金25とした。今季広島戦はこれで8勝1敗1分け。4月27日から引き分けを挟んで7連勝とした。

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