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阪神・梅野 スタメンでもサブでも勝利のために!24日に代打V撃「精神面は難しいが、出た試合を全力で」

[ 2022年6月28日 05:15 ]

本紙に本音を明かした阪神・梅野
Photo By スポニチ

 阪神の梅野隆太郎捕手(31)が27日、本紙コラム「梅ちゃん隆儀」で苦闘のシーズンの本音を明かした。捕手3人の併用が続く中、24日の中日戦(甲子園)では代打で決勝打。結果が芳しくなくても信じて待つファンへの感謝、そして、故障のため2軍で過ごした日々の心境や若手への思いなどをたっぷり語った。

 24日の中日戦では代打で結果を出すことができてチームの勝利に貢献できました。ここまで皆さまの期待をずっと裏切ってしまっていたのですが、それでも名前の入ったピンクのタオルを持って応援してくれる人がいます。やっと応えることができて良かったです。

 31歳の誕生日だった17日も途中出場という形でしたが、グラウンドに出た時、多くの拍手をいただいて本当にありがたかったですし、めちゃくちゃうれしかったのが本音です。走って自分のポジションに行く時にもらったあの拍手。忘れられない瞬間になりました。今は結果が出ていなくて個人的に苦しいですが、そんな時でも“頑張れ”という声が耳に入ってきます。コロナ禍の無観客も経験して、選手として満員の甲子園で応援してもらえる幸せを改めて感じました。

 故障があって5月中旬から約3週間はファームで過ごしました。藤田や中川、年の離れた後輩捕手にはワンバウンドの止め方、捕球までの動作の重要性など、自分なりに伝えられることは伝えました。自分の若手時代を思い返しても、ポジションは違いましたが、福留さん、能見さん、鳥谷さんにはメンタルの部分で助けになるようなことを何度も助言していただきました。

 特に福留さんは打撃で悩んでいる時は遠征先の部屋にも来てくれて話をしてもらったり。2、3年目も抹消で2軍に行く際には必ず福留さんに呼ばれました。どういう心構えでファームでプレーしていくかを話していただいて、前を向けました。今思っても、先輩の存在は凄く大きかったし、次は自分が引き継いで継承していけたらという思いは個人的には持っています。

 トミー・ジョン手術を経験した才木、島本の2人からも力をもらいました。しまもん(島本)は実戦復帰が、ちょうど自分が2軍にいる期間と重なって甲子園で投げる姿を見ることができました。リハビリもつらかったでしょうし、何度も1軍でバッテリーを組んできましたし、感じるものはありました。逆に才木は先発でバンバン投げていて“野球が楽しい”と言ってましたし“今はこの球種が良いんですよ”と配球の話を鳴尾浜の寮で2人でずっと話したりもしました。2人のことは気になるし、また1軍でボールを受けるのが本当に楽しみです。

 6月に1軍復帰して今は毎日スタメンという状況ではありません。3、4日空くこともありますし、“出た時に…”という思いが試合で空回りすることも少なくありません。今まで毎日試合に出てた分、当たり前のことがそうでなくなるのは気持ちの面でも難しい部分はありますが、毎朝球場に来る時間は変わらないですし、準備の面で変えることはありません。出た試合、立った打席でとにかく結果を出して勝利に貢献していく気持ちです。

 首位のヤクルトを追いかける形になりますが、自分たちは先を見ずに目の前の試合を一つずつ取って、まずは勝率5割を目標に。追いかける方が相手の勝敗を気にしてても、どうにもならないので、どれだけゲーム差が離れていても目の前の試合に全力で挑む。そのスタンスだけはブレずに戦っていきます。(阪神タイガース捕手)

 ○…梅野は5月18日に右脇腹の筋挫傷で登録を外れた。同28日のウエスタン・リーグ、中日戦で実戦復帰し、2軍では4試合に出場。6月7日のソフトバンク戦から1軍に戻った。

 ○…梅野は24日の中日戦で4―4の8回2死満塁で代打登場。清水から左前へ決勝打を放ち、6月の月間勝ち越しを決めた。代打で打点を挙げるのは、14年5月6日の中日戦の延長12回表に決勝2ランを放って以来8年ぶり2度目だった。
 
 ○…27日のオールスターゲームのファン投票中間発表で、梅野が初めてセ・リーグ捕手部門のトップに浮上した。計17万478票を集め、2位の中日・木下をわずか337票差で逆転。投票は同日に締め切られ、最終結果は7月6日に発表される。

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