巨人・丸が3戦連発「将棋パワーをいただいた」 最善手は決勝2ラン

[ 2022年6月28日 22:39 ]

セ・リーグ   巨人6―2中日 ( 2022年6月28日    山形 )

<巨・中>5回、2ランの丸を迎える(左から)坂本、吉川、岡本和ら巨人ナイン (撮影・白鳥 佳樹)
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 局面を動かすには、「最善手」だった。1―1の5回1死一塁。巨人・丸が2―1からの4球目、左腕・小笠原の直球をジャストミートした。

 駒を飛び越えることができる桂馬のように、高々と舞い上がった打球は、右翼フェンスを越えた。「あの回ちょっと小笠原投手も、球が上ずっている感があったので、しっかりと甘い球が来たときに逃さない準備を、と思っていました。甘い球が来て、しっかり仕留められたので良かった」。3試合連発となる16号2ランは、決勝打となった。

 将棋の駒で有名な山形県天童市。前夜、同市内の宿舎に到着すると、巨大な将棋盤が用意されていた。「喜多とやった。勝ちましたけど。そういう部屋をね、マネジャーさんが手配してくれたので、それを含めてテンション上がりました。将棋パワーをいただいた」と粋な計らいに感謝した。

 首位・ヤクルトを11ゲーム差で追う、巨人の「王様」である原監督は「拮抗している中でね。まあ、丸に任せたという部分でね。いいバッティングをしてくれた」と称えた。(川島 毅洋) 

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