阪神・大山 W月間球団記録だ 13本塁打あと「3」 33打点あと「4」 得意のハマスタ3連戦

[ 2022年6月28日 05:15 ]

本塁打と打点の球団月間記録に挑む阪神・大山
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 圧倒的な成績を刻んできた6月はあと3試合。上位浮上だけを見据える戦いに名残惜しい心情はない。阪神・大山はDeNA3連戦を前に「頑張ります」と短い言葉に闘志をみなぎらせた。20試合で打率・356、10本塁打、29打点。月間の球団記録のW更新への期待も背に敵地・横浜へ乗り込んだ。

 既に自己記録を更新した月間10本塁打。あと1本で田淵幸一ら日本人選手の球団記録に並び、3本を加えれば最強助っ人とうたわれたバースが86年の同じ6月に記録した13本の球団記録にも届くところまで来た。21日の広島戦での左越え18号を最後に5試合の足踏みは6月に入ってからは最長の空白期間。王手をかける通算100号到達も期待される。

 「貢献できているかな…とは思うけど、もっともっと反省すべき点はあるし、もっとこうした方がいいんじゃないかな…というのは自分の中にある」

 結果を残しても謙虚な姿勢は崩すことはない。26日の中日戦では初回に右前適時打を放つなど2試合連続で2打点を記録。月間29打点まで積み上げた。05年5月に今岡誠が記録した月間33打点の球団記録まで4とし、こちも残り3試合で射程圏内に捉えた。

 横浜スタジアムでは過去5試合で打率・118、0本塁打、1打点。今季の数字が不思議なくらい本来は好相性の球場だ。昨季は球場別トップの打率・357など通算51試合で打率・325、11本塁打、41打点が残る。18年9月16日に3本塁打を含むセ・リーグタイ記録の1試合6安打を放ったのも、横浜だった。6月を締めくくるには最高の舞台。「満足するような成績はもっと残せると思っているので、そういう思いを持ちながらやっていきたい」と力を込めた。(石崎 祥平)

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2022年6月28日のニュース