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エンゼルス・大谷「史上最も礼儀正しく」乱闘参戦 ベンチ裏から駆け付け仲裁役

[ 2022年6月28日 02:32 ]

ア・リーグ   エンゼルス2-1マリナーズ ( 2022年6月26日    アナハイム )

<エンゼルス・マリナーズ>2回、死球をきっかけに両チームの乱闘が発生。1度は収まっても場所を変えてまた乱闘。大谷も巻き込まれそうになるが周囲が必死に止める(撮影・篠原岳夫)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は26日(日本時間27日)、マリナーズ戦に「3番・DH」でフル出場し、2打数無安打、2四球だった。連続試合安打は5で止まった。2回に「報復死球」を巡り両軍総出の大乱闘に発展し、試合は18分間中断されて計8人もの退場者が出る大荒れの一戦。大谷も加わり、もみ合いを止めようと必死に体を張った。

 スタンドはどよめき、悲鳴のような叫び声も響いた。0―0の2回。エンゼルスの先発ワンツが4番・ウインカーの腰付近に当て死球とすると、「Benches clearing(ベンチに誰もいなくなる)」と呼ばれる両軍総出の乱闘に発展した。

 大谷はベンチ裏から仲裁役として参加。マ軍のピート・ウッドワース投手コーチを背後から抱え込んだ。水原一平通訳が大谷を守ろうと背後に立つ場面もあり、米スポーツベッティングサイト「ドラフトキングス」のジャレド・カラビス記者が「大谷は史上最も礼儀正しい乱闘参加者」とツイッターで伝えるなど注目を集めた。この騒動でフィル・ネビン監督代行、ワンツ、マ軍のスコット・サービス監督、ウインカーら両軍計8人が退場処分となった。エ軍のイグレシアスは「誰も殴っていない」と退場処分に怒り、ひまわりの種が入った袋などをグラウンドに投げ込み暴れた。

 発端は25日の対戦で9回にトラウトの頭部付近に投げられたビーンボールだった。エ軍はこの日の試合直前に先発を左腕スアレスから、救援右腕ワンツに変更。自軍主軸打者への危険な攻めを封じるための報復をにおわせ、マ軍の左腕ゴンザレスは「品がない」と憤慨した。初回にワンツが若手有望株J・ロドリゲスの頭部付近に投げ、審判団から警告が出ていた状況で報復を続けた。

 ロサンゼルス・タイムズ紙は「エ軍にとって98年6月2日のロイヤルズ戦以来の大乱闘」と報じた。両軍計12人が退場した騒動で、当時エ軍捕手だったネビン監督代行と、救援投手としてロ軍に在籍していたマ軍サービス監督の、両指揮官が退場となっていたのも何とも皮肉だ。「同じチームと2週間で8回も戦うと、時にはひどいことも起こる」と試合後のネビン監督代行は努めて平静を装った。

 大谷は初回、3回と四球を選んだが、その後は凡退し連続試合安打は5でストップ。チームは競り勝って3位に再浮上したが、今季11試合の対戦を残す両軍に大きな遺恨を残した。(笹田 幸嗣通信員)

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